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【原神】鍾離(ショウリ)の好感度ストーリーを完全翻訳!歩んできた歴史-鍾離の過去を知る友人とは

鍾離の好感度ストーリーを、日本語の文法ルールに則って読みやすく再翻訳しています。YouTubeにて朗読会もしています。

物語をゆっくり朗読

Profile


 璃月リーユエにおいて「仙人を招く」ことと「仙人を送る」ことは、同等の重みがある伝統的なしきたりである。

 その璃月で最も「送仙儀式」が得意なのは、77代続く胡家こけ往生堂おうじょうどうである。


 しかし、往生堂の堂主である胡桃フータオは、主に「人」を送る儀式を得意としていた。

 そのため、仙人を送る際の儀式は友人である鍾離に託すことが多い。


 だが、仙人は璃月の歴史と共に長い年月を生きている。

 それ故、この3000年の間で天に昇った者は非常に少ない。

 あまりにも間隔が空きすぎているため、その伝統は文面でしか伝えることができない。

 幼い頃に一度見て、死の直前にもう一度見れるようなものではないのだ。


 だが、古い伝統を重んじる学者から見ても、往生堂の送仙儀式は完璧なものだった。

 儀式における服装。

 儀式を行う際の場所や時間、道具。

 その日の天気、儀式の長さ。

 参列者の人数に職業、年齢など、全てが規則に則ているのだ。


 人々が「博学多識」などの言葉で鍾離を褒めはやすと、彼は苦笑いしながらこう答えるのだった。

『少し記憶力がいいだけだ』

EpisodeⅠ


 璃月の人々は細かいことを必要以上に気にかけ、特定の物事に対して譲れない基準がある。

 彼らがそれらを形容するとき、「こだわり」という言葉が用いられる。


 誰もが自分なりのこだわりを持っている。

「辛いものを食べない」、「魚を食べない」、「豆腐は甘いものしか食べない」など。

 そして、例に漏れず鍾離もこだわりを持っている。


 例えば──

 芝居を観る時は一番人気の役者しか見ない。

 鳥は最も高いガビチョウを飼う。

明月玉子めいげつたまご」を注文する際は自ら厨房に赴き、料理人に作り方を指導するなどしている。


 鍾離は衣服や装飾、食文化に加えて花や生き物など、あらゆる知識に精通している。

 さらには外交に関する政治や貿易、七国の話題であっても難なく対応することができる。


 しかしながら、普段の鍾離は使い道のわからない知識しか披露しない。

 なぜなら、彼は面白いことをみんなと共有したいからだ。

EpisodeⅡ



 ──買い物には値切り交渉がつきものである。

 これは璃月の常である。


 店の店主が商品をどのように紹介しようと、まずは値切り交渉から始まるのだ。

 そして、大半の人は半額から値切ることが多い。


 しかし、鍾離が買い物をするときは、値切りどころか値段すら見ない。

 いつも店主の言い値でものを買うのだ。

 挙句の果てには、店主よりも高い額で買い取ると言い出すときもある。


 だがしかし、彼は何故かいつも財布を持っていない。

 少額のものは友人に支払ってもらい、高額のものは何らかの理由で往生堂の経費から落としている。


 商人らは口ではお世辞を並べつつも、鍾離には決定的な誤解があるように見て取れた。

 それは彼が「モラを持っていない自分を想像できていない」ということだ。


 鍾離はモラの本当の価値や意味を理解しているものの、自分が貧乏になる可能性もあるということを理解できていない。

 こんな人がなぜ今日まで生きてこられたのか、不思議でならない。

EpisodeⅢ


 璃月を統べる【岩王帝君】は、七神に数えられる岩の神【モラクス】である。

 テイワット大陸に流通する貨幣、モラの名はここから取られた。


 璃月の地に静かな夜が訪れ、賑やかな港が眠りに付いたころ。

 彼はときおり岩山に立ち、自らの手で造り上げたこの港を眺める。


 璃月の人々にとって、モラクスは数々の偉業を成し遂げてきた存在だった。

 数千年前、神力を用いて璃月港に法を作ったとき、彼は【契約の神】になった。


 璃月の先民たちが荒れ地を開拓したとき、彼は石で火を起こし、岩でかまどを作ったことから【炉火ろかの神】となった。


 璃月で最初のモラを作り、商業を軸に璃月港を大きく発展させた。

 そんな彼を、人々は【商業の神】と崇めた。


 無数の年月を経て、七神の中で最も古い彼を【歴史の神】とも呼ぶようになった。


 他国の人々は彼を「モラクス」と呼ぶが、璃月の人々は彼を「岩王帝君」と呼ぶ。

 そして、璃月の子供たちや芝居好きにとっては、璃月を守り、魔神軍を一掃した【武神】の彼が最も人気だった。


 璃月にある無数の文化や歴史を紐解くと、いつの時代でもこの神が深く関わっていることがわかる。

 彼が道に迷った際に出会った美食。

 彼が書いた扁額へんがく

 彼がエキストラとして出演した演劇。


 璃月の人々は、神と共にあるこれらの歴史を誇りに思っている。

EpisodeⅣ


 モラクスが璃月の地で最も重要視しているのは【契約】である。


 モラでの売買から商人たちが結ぶ契約。

 璃月港の創設時に彼が制定した法の中身まで、契約はこの都市の至るところに存在する。


 商人たちにとっても、商売をするための基準を定める契約は重要なものであった。

 商業は璃月の支えとなる。

 契約が秩序を保つことで、商業活動を大きく発展させられるのだ。


 そのため、《璃月七星》は法を違反した者に厳しい罰則を与える。

 彼らはモラクスの神託を遵守し、璃月港がより発展できるよう尽力している。


 だが、当初は法の抜け穴が存在し、七星がそれに気付くまでは商人の道具にされていた。

 数千年の歴史の中で、歴代の七星は法の不備を見極め、「補充条項」によってそれらを完全なものにしてきた。


 そういった過去を経て、璃月の法をまとめた解釈本である「補充条項」の内容は279ページにも及んだ。

 現在、補充条項の改訂を担当するのは【天権テンチュエン】である凝光。

 彼女は人々から、密かに「璃月の裁縫師」と呼ばれている。


 だが、彼らが法をどのように解釈しようと、モラクスにとって重要なことはただひとつだけであった。

「契約を反故する者は岩食いの刑に値する」

EpisodeⅤ


 モラクスは七神の中で最も古い一柱であり、すでに長すぎる時を生きている。

 だが、彼は今でも魔神戦争が終わった頃のことを覚えている。


 最後まで生き残った【七人の魔神】はそれぞれ【神の座】に登り、魔神戦争時代に終止符を打った。

 彼らの性格はそれぞれ異なり、互いとの距離感も離れていたが、「人類を導く」という共通の使命を背負っていた。


 時代が移り変わる中、七神の世代交代は珍しいものではなかった。

 今となっては、初代七神の中で残っているのは二人だけである。


 それは、モラクスとあの自由奔放な神。

 七神の中で二番目に古いのが、風神バルバトスなのである。


 今より2000年前、バルバトスがある理由でモンドを離れ、璃月の地を初めて訪れた時のこと。

 モラクスは最初「この同僚は困っている。自分の助けが必要なのだろう」と思った。


 そのため、彼は前もってバルバトスを出迎える用意を済ませ、いつでも力を貸せるように準備していた。

 だが、あろうことか風の神は酒を取り出してこう言ったのだ。


『これ、モンドの酒なんだけど君も飲んでみない?』


 ──この神は酒を渡すためだけに、己の責務を放棄したというのか?

 岩の神には理解できないことだった。


 しかし、その後もバルバトスは幾度となく璃月を訪れ、様々な疑問をモラクスにぶつけた。

 風神の好奇心は彼が手に持っている酒と同じで、終わりがないのだ。


 その頃から、あの時代の七神はよく璃月で集まるようになった。

 モラクスは今でもあの時の酒の味をよく覚えている。


 世界は変わり続け、馴染みのあるものは徐々に消えていく。

 七神の世代交代も続き、酒の席にいた七人の神は、いつからか二人になっていた。

 初代七神の「人類を導く」という使命も、新たに神の座についた者には軽視されつつあった。


 2000年余りの時間は頑丈な岩をも削ぎ、風神も彼のもとへ訪れなくなった。

 ある小雨の日、古の神は璃月港を歩き、商人が部下を褒める言葉を偶然耳にした。


『君は君の責務を果たした。今はゆっくり休むといい』

 人が溢れる賑やかな喧騒の中、鍾離はその足を止めた。


『俺の責務は果たされたのだろうか?』

 神は自身にそう問いかけるのだった。

水産物


 魔神戦争時代。

 戦火はテイワット大陸の至るところに飛び火した。


 魔神たちの戦争に乗じ、無数の妖怪たちが自身の領地を拡張しようと企んだ。

 その中に、まだ七神になる前の【岩の魔神】を困らせる魔物がいた。


 その魔物は深海から来たモノで、厄介な特徴を持っていた。

 柔らかい皮と鱗、俊敏な手足を持ち、体の一部を切り落としても微動だにしない。

 さらには、粘着性のある液体を噴出することもある。


 以上の特性だけでも十分に不快感を抱くものであるが、恐ろしいのはこれだけではない。

 最も恐ろしいのは、ヤツらはとても小さく、どこにでも存在できるということだ。


 家具はもちろん食器の中、書物や衣服の中にまで潜んでいることがある。

 ふと手を伸ばすと、粘り気のあるひんやりとしたものに触れてしまう。

 そして、ヤツらはそこから手に登り、光る痕跡を残すのだ。


 モラクスは璃月の民の願いに応え、この魔物の殲滅を引き受けた。

 だが、人間社会に寄生するこの魔物を相手に無数の岩槍を降らせたり、大地もろとも粉砕するような真似はできない。


 しかし、彼は後世にて【契約の神】と称されるモラクス。

 交わした約束を反故にはしない。

 こんなところで弱音を吐く訳にはいかないのだ。


 責任を感じたモラクスは岩の檻を自由自在に操り、これらの魔物を強引に引きずり出した。

 長い長い殲滅作戦を終えたとき、彼は初めて「肩の荷が下りる」という言葉の意味を理解した。

 しかし、このあまりにも厄介な殲滅作戦と、あの魔物が放つ異臭の粘液は彼の中に強いトラウマを植え付けていた。


 現在の鍾離は港町に住んでいるが、うごめく水産物からは距離を置くようにしている。

 とはいえ、見た目からは材料が判別できない海鮮豆腐は食べられるようだ。

神の心


 ファデュイ執行官の《淑女》が彼の前に現れた。

 事前に結んでいた契約により、彼女は岩神モラクスの「神の心」を回収しに来たのだ。


 旅人と二人のファトゥスの前で、鍾離は【氷の神】との契約を明らかにした。

 彼曰く、「全ての契約を終わりにする契約」とのこと。


 しかし、これまで璃月の地を守ってきた神の力まで失うというのは、あまりにも代償が大きい。

 人間同士の契約においては「等価交換」が鉄則である。

 幾千万の「契約」を結んできたモラクスが、このような契約を結ぶということは、きっとそこに利があるからこその行動なのだろう。


 岩の神は自らの「神の心」を天秤にかけた。

 果たして、氷の神はいったい何を天秤にかけて均衡を保ったのだろうか。

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