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【原神】ジンの好感度ストーリーを完全翻訳!大団長との約束-妹と引き離された理由とは?

ジンの好感度ストーリーを、日本語の文法ルールに則って読みやすく再翻訳しています。YouTubeにて朗読会もしています。

物語をゆっくり朗読

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 西風セピュロス騎士団はモンドを守る剣であり、盾である。

 騎士団の任務は荒野の魔物を討伐し、町や街道の安全を確保するだけでなく、モンドの秩序を守るという重大な使命もある。


 モンドは自由の都ではあるが、自由を守るルールが無ければ混沌と混乱が溢れることになる。

 ジンはそれがわかっているからこそ、謹厳きんげんであるべきだと自分を厳しく律している。


 そして、彼女は自分でも気付かないうちに、その月に割り当てられたコーヒーを月初めに全て飲み干すのだ。

EpisodeⅠ


 グンヒルド家は古くから続く騎士の家系である。

 伝承によれば、最初の詩が誕生した時から彼らはモンドを守っていたそうだ。


 しかし、長い歴史を持つ血筋には必然的に重い責任が伴う。

 ジンは幼い頃から母に騎士の継承者として育てられてきた。


 騎士に相応しい身だしなみに礼儀。

 騎士の歴史や詩。

 騎士に必要な剣術と身体能力。


 ジンはこれら全てをマスターした。

 そうしなければグンヒルド家の家訓「モンドを守る」を成し遂げられないからだ。


 昔、モンドの酒場ではある噂話が広まっていた。

 グンヒルド家の長男長女は「ママ」という言葉よりも、「モンドを守る」という言葉を先に覚えるらしいと。

 ジンは幼いながらもその言葉の意味を理解していた。

 少女は本から顔を上げ、自分と同じくらいの年の子が笑いながら走っていく姿を見て、自分に課せられた使命を改めて認識した。


 そして今、たくさんの書類から顔を上げ、モンドを走る子供たちを眺めるジンは、あの頃の時間に少しも後悔を感じていない。

『これは正しいことだ。どんなに辛くても、正しいことは全力で行うべきだ』

EpisodeⅡ



「ジン団長はとても頼もしい」

「なにかあったら彼女に頼めば間違いない」


 モンドでは騎士も民衆も、誰よりもジンのことを頼りにしている。

 助けが必要な時、その理由が合理的であれば彼女は必ず助けてくれる。


 たとえそれが騎士の仕事とは全く関係がなくても、ジンに頼めば彼女は必ず手を差し伸べる。

 市場の口喧嘩であっても、恋に関する悩みであっても、彼女がそれらを無下にすることはない。


 『なぜ助けるのか‥‥‥だって? 困っている人を助けるのが騎士の仕事ではないか?』

 彼女にとっては「代理団長」の仕事よりも、騎士としての責任の方が大事なのである。


 そして、困っている人を助けるなら、ジンは自分が動くのが最も確実だと思っている。

 とはいえ、これは彼女が部下の騎士たちに求めている事でもある。


 以前、図書館司書のリサが、

『たまにはレディとして、午後のティータイムを楽しんだらどうかしら』

 と諭したことがある。

 だが、ジンにとってはレディであることよりも、騎士の責任の方が大事なのである。


「ジン団長はとても頼もしい」

 人々はいつも彼女をそう褒める。


 しかし、そんな彼女にも悩みがある。

 それは一日の時間には限りがあるということ。

 たとえ睡眠時間を犠牲にしたとしても、全ての人を助けることは出来ない。

 頼りにされる人間であり続けるための努力は、他の人には想像もできないものであった。 
 

EpisodeⅢ


 今ではジンが代理団長になったとはいえ、彼女の上には「大団長」がいる。

 もちろん彼女がそんなことを気にしたことは一度もない。

 なぜなら騎士団での地位と称号は、彼女の行動になんの影響も与えないからだ。


 ジンの熱意、誠実さ、そして真摯な姿勢は二つの要因から来ている。

 ひとつは彼女が幼い頃に受けた訓練と教育。

 それらは騎士道精神を魂の奥深くに刻み込んでいた。


 もうひとつは大団長ファルカによる教育だ。

 あの自由気ままで捉えどころのない騎士は、ジンの成長に大きな影響を及ぼした。


『大団長、真面目に仕事をしてください。モンドの民があなたに向ける期待と向き合ってください』

『お嬢さん、あんたは俺の助手。俺の仕事を分担するのは当然のことだよ。そうすればこの「大団長」も、もっと大事なことに目を向ける余裕ができるだろ?』


 彼は支配と伝説を創った騎士。

 彼女は平和と自由を守る騎士。


 ジンは決してファルカを嫌っているわけではない。

 彼のやり方にも一理あるのかもしれない。

 だが、彼女は大団長ができなかった事をしなければならない。


 半年前、ファルカは西風騎士の精鋭たちを連れて、再びモンドの地を離れて遠征に出た。


 ──遠征。

 大団長らしい冒険である。


『騎士団は任せたぞ? ここ数年はあんたが団長の仕事をしてきたしな』

『安心して任せてください。大団長』


 あなたが帰ってくる頃にはモンドは今よりもずっと暖かくて、平和で栄えた場所になっているはずだから──

 窓から大団長を見送った彼女は、心の中でそう呟いたのだった。

EpisodeⅣ



 風立ちの地にある神木は、初代「蒲公英騎士ダンディライオン騎士」の終着点である。

 史実の記録によると、ここは西風騎士団を設立し、モンドを再建したヴァネッサが人生の最後に訪れた場所だ。


 彼女は自分が守り続けてきた城と別れを告げ、この地に己の物語と一緒に一株の苗を残した。

 この苗は千風の加護の下、太陽と月の光に照らされ天に届くほどの巨木となった。


 ジンが「蒲公英騎士」の名を授かったのは15歳のとき。


 ──蒲公英騎士。

 またの名を「獅牙騎士」とも言う。


 その名は歴代の中でも、最も優れた騎士にのみ与えられる栄誉だった。

 称号を授かる儀式が終わった後、ジンは祝いのパーティーから抜け出し、憧れの英雄が歩んだ道を辿るかのようにその神木の前に立った。


「蒲公英騎士」の名はヴァネッサの戦いと慈愛を象徴するもの。


 ──果たして。

 自分にそんな偉大な称号を受け継ぐ資格があるのだろうか?


 モンド再建から1000年以上が経った今。

 この自由と誇りに包まれた地を守る力が、自分にはあるのだろうか?


 いくら見た目が大人びているとはいえ、彼女はまだ騎士の通過儀礼を済ませたばかり。

 まだ心の準備もできていない少女なのだ。


 ──その瞬間。

 一陣の風が彼女を優しく包み込んだ。

 胸の内にある迷いを吹き飛ばし、乱れた心を整えて揺るぎない決意だけを残していった。


 ──モンドを守る。

 ヴァネッサのような優しくも揺らぐことのない戦士となり、同胞のために戦い、自由のために抗う。

 グンヒルド家の家訓が伝えたかったのは、きっとこういうことだったのかもしれない。


 ジンは今でも迷いや疲れを感じたとき、この神木の前に来る。

 なぜなら、風は彼女の迷いを吹き飛ばし、前に進むための力を与えてくれるからだ。


 風立ちの地にある神木は「蒲公英騎士」ヴァネッサの終着点であり、そして同時に「蒲公英騎士」ジンの始まりの地でもあった。

EpisodeⅤ


 ジン団長には秘密がある。


 グンヒルド家は古くから続く騎士の家系。

 彼女はこの誇り高い血筋を、母親であるフレデリカから受け継いでいる。


 彼女の父親は有名な冒険家、サイモン・ペッチ。

 彼はモンドに定住した後、冒険から身を引いて西風教会に所属した。


 やがて、父は教会の総監に就任した。

 通称「払暁ふつぎょうの枢機卿」だ。


 かつて愛し合っていた二人は、それぞれ別の道を選んだ。

 幼いジンは母の手を握りしめ、父と妹が離れていく姿をただ見ている事しかできなかった。


 やがて妹も父と同じ西風教会の一員となり、モンドの人々に愛される牧師の一人となった。

 ジンはこれまで何度も血の繋がった妹に接触しようとしたが、妹であるバーバラはどうすればいいのかわからず、ずっと避けていた。

 この似通う不器用さは、まさに姉妹の心が繋がっている証拠だろう。


 そして、ジンにはもうひとつ秘密がある。

 あらゆる歴史書を読み尽くし、蒲公英騎士の名を背負い、人々から信頼される代理団長ではあるが‥‥‥。


 彼女は恋愛小説が大好きなのである。

 少女時代の全てを訓練と責務に費やしたことや、両親の決別が影響したのではない。

 小説の中で語られる互いの想いや、脆くて崩れ落ちそうな絶妙な関係が好きなのだ。

 とはいえ、騎士としてモンドと民を優先しなければならない。


 だが──

『もし私にも‥‥‥』

 深夜の執務室で「少女ヴィーラの憂鬱」を読み終えたジン。


『時間があれば夜明け前の誓いのみさきを見に行っても大丈夫なはずだ。きっと大丈夫‥‥‥』

 ジンは俯き、星の光が照らす窓に寄りかかりながら、密かにそう考えた。

ジン団長のスケジュール ver.17



 ここに分刻みのスケジュール表がある。

「朝はアンバーと一緒にランニングをし、ついでにリサの朝食を買う。夜は服を手洗いして整理する」


 こと細かいところまでしっかりと記載されており、予定がぎっしりと詰まっている。

 完了した項目には印が付けられており、外的要因で遅れた項目に関しては備考欄に原因が記されている。


 体調不良で作成が遅れた「モンド公共施設評議報告」の備考欄には、

「深夜3時に完成。今月分の褒美である書籍の購入は取り消し」

 と書かれていた。


 このスケジュール表の書き方は、10年前に母が作ってくれた訓練表の影響を受けているのではないかと、ジンはたまに思うのだった。

神の目


 単純な強さだけで見れば、ジンは既にモンドで一二を争うレベルの剣士である。

 だが、彼女は腐朽ふきゅうと暗闇を突き通す剣よりも、自由と歌声を守る盾になりたいと心から思っている。

「守護」は「破壊」よりも難しい。


 小隊長から副団長に昇進したとき、ジンの前には様々な壁が立ちふさがった。

 外部からはファデュイの外交圧力がのしかかり、内部では元偵察長の仲間が裏切者だったと判明した。

 このような状況を立て直すのは簡単なことではない。


 だが、ジンはそれらに屈することなく、西風騎士団のかつての栄光を取り戻した。

「神の目」を手に入れた瞬間のことをジンは一生忘れない。


 手のひらに吹き上がるそよ風を感じた刹那。

 その場は静寂に包まれ、辺りから色が消えた。

 ただ、ジンの頭の中にはグンヒルド家のあの家訓だけが浮かんでいた。

「モンドを守る」と。

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