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【原神】バーバラの好感度ストーリーを完全翻訳!”姉に勝ちたい”アイドルになったキッカケ

バーバラの好感度ストーリーを、日本語の文法ルールに則って読みやすく再翻訳しています。YouTubeにて朗読会もしています。

物語をゆっくり朗読

Profile


 バーバラは西風セピュロス教会の祈祷牧師きとうぼくしであり、同時にモンドのアイドルでもある。

 モンドではこんな噂が広まっている。

「バーバラに会えば元気が湧いてくる」と。


 彼女は水元素の「神の目」を通して、不思議な魔法を使うことができる。

 元気を分け与えるだけでなく、怪我の治療や体調不良を癒すこともできるのだ。


 だが、バーバラにとってのそれは「切実な努力」、それだけが彼女にとっての不思議な魔法なのである。

EpisodeⅠ


 モンドに暮らす人々は、みんなバーバラのことが大好きである。


 とはいえ最初は彼女の「歌」に馴染みがなく、違和感を抱く人もいる程だった。

 なぜなら、それまでモンドで慣れ親しまれていた歌のほとんどは、吟遊詩人が奏でる詩歌だったからである。


 幸いにも、モンドには「自由」の風潮があるおかげで、バーバラの歌も徐々にモンドに浸透していった。

 斬新で目新しいものは「伝統」と共に成長し、彼女に感化されて歌を真似し始める人も現れた。


『アルバートさん! 歌うのをやめて! 音程が外れてるよ!!』

EpisodeⅡ



 しかし、バーバラは自分の行いについて複雑な悩みを抱えている。

 アイドルの仕事はみんなに好かれること。

 その点に関しては、彼女自身もよくできている方だと思っている。


 しかし一方で、アイドルとは人々の心を癒さなければならない。


 ──自分にそれができているのだろうか?

 目が見えないグローリーのために歌い、離れ離れになった恋人は必ず帰ってくると慰めた。

 病気のアナのために歌い、きっとすぐに良くなると祝福を贈った。


 だが、彼女たちの笑顔が長く続くことはなかった。

 バーバラは迷いの淵に立たされていた。

EpisodeⅢ


 バーバラは幼い頃から、とても明るくて元気な子だった。

 少し不器用で失敗もよくするが、すぐに立ち直って再チャレンジしようとする。


 しかし、一族の誇りとまで言われたあの人──

 バーバラとは正反対の「姉」と自分を比べると、彼女は途端にその顔を曇らせてしまう。

 「秀才」という言葉を体現したかのように成長した姉は、バーバラにとって遠い存在だった。


『一度でいいからお姉ちゃんに勝ちたい‥‥‥!』

 バーバラの努力の原動力は、このたった一つの願いから来るものだった。


 しかし、剣術も勉学も姉に勝てたことは一度もなかった。

 いつも前向きで明るいバーバラであっても、この瞬間だけは落ち込まずにはいられない。


『努力は一番の魔法のはずなのに、努力してもダメだった時はどうしたらいいの‥‥‥?』

EpisodeⅣ


 それでもバーバラは「諦める」ということを考えたことがない。

 彼女の粘り強さは、父である【払暁ふつぎょうの枢機卿】サイモンでさえ脅く程のものだった。


 バーバラが自分に与えた「落ち込んでもいい時間」はたったの30秒だけ。

 どんなに辛いことがあっても、30秒が経てば立ち直るように心掛けている。


『戦闘が苦手なら後方支援に徹しよう!』

 父の指導の下、バーバラは治癒師になった。


 彼女は病人や怪我人に対して、その優しさをより一層輝かせる。

 いつからか、「みんなに認められたい」という欲求は「みんなを癒してあげたい」という心からの願いになっていた。

EpisodeⅤ


 ──ありがとう。

 これはバーバラが最もよく耳にする言葉である。


『バーバラがいてくれたおかげで、とても元気が出た』

 バーバラにとっては、モンドのみんなが笑顔になってくれることが一番の幸福なのである。

 だから深夜に足をマッサージしている時や、喉にいいお茶を飲んでいる時、彼女はいつも優しくしてくれた人たちのことを思い出す。 


『私もみんなに支えられてここまでこれた!』

 それに、みんなの笑顔は健康である証拠かもしれない。

 歌は本当に人々の心を癒すことができるのかもしれない!


『今よりもっと上手くできるようになったら、きっとお姉ちゃんの助けになれるっ!』

 姉を越えてモンドで一番になりたいという負けん気は、バーバラの心の奥底で失われることなく燃え続けていた。


『バーバラ、いくよっ!』

神の目


 バーバラはこの「神の目」を、何か特別な出来事があって手に入れた訳ではない。

 それは教会に入ってまだ間もない時のこと。


 当時、彼女は熱が中々下がらない子供の看病をしていた。

 困ったことに、どれだけあやしてもその子が泣き止むことはなかった。


『この子は家族が恋しくて泣いているんだ』

『歌を聞かせてあげたら? そうすれば落ち着くかもしれないよ』

 みんなからそう言われ、バーバラは躊躇うことなくその子を抱き寄せ、子守唄を歌い始めた。


 それまでバーバラは一度も歌を歌ったことがなかった。

 だが、この子をそのままにしておく訳にはいかない。


 最初はとても下手だった。

 歌詞も覚えておらず、ただメロディーを口ずさむだけだった。

 それでもバーバラはその子が眠るまで歌い続け、やがて彼女も壁にもたれかかりながら眠りに付いた。


 翌朝、その子の熱は下がっていた。

 これは彼女の歌声が影響したのか、それとも眠っている間に手の中に現れていた「神の目」のご加護によるものなのか。


 ことの経緯はどうあれ、バーバラにとっては気に留める必要のないことだった。

 この子の笑顔を見ることができたのだから──


「歌声でみんなを癒す」

 バーバラの神の目は、こんなにも単純で優しい夢から生まれたのだった。

アリスのアイドル雑誌


『アイドル‥‥‥?』

 バーバラが初めてその言葉を耳にした時、彼女は困惑の色を浮かべた。


『人々の信仰はこの世界の神に対するものじゃないの?』

『それだけじゃないわよ』

 様々な人間を見てきた【魔女会】の古参メンバーであるアリスはそう答え、


 ──これを見ればわかるわ、と。

 どこの世界から持ってきたのかよくわからない「アイドル雑誌」を渡され、バーバラはアイドルという職業の存在を知った。


 ──みんなに愛されるために努力する仕事。

 優秀なアイドルは歓声を浴びるだけでなく、歌とダンスで人々の心を癒すこともできる。


 バーバラは自分もアイドルになるべく、歌や踊りの練習に明け暮れた。

 モンドの人々にそれを披露していく中で、彼女は自分にとっての喜びを見つけたのだ。


 そんなある日、アリスが悲しそうな顔で「テイワットアイドルグループ」の計画が頓挫したことを彼女に伝えた。

 だが、バーバラはその時既に、モンドでちょっとした有名人になっていた。


『えっと‥‥‥うん。こうなったら私がアイドルの良さを伝えるしかないよねっ!』

 小さな野望を抱いた彼女は、今日もこっそりと新曲の練習をするのだった。

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