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【原神】アルベドの好感度ストーリーを完全翻訳!黒土と白亜-託された最後の課題

アルベドの好感度ストーリーを、日本語の文法ルールに則って読みやすく再翻訳しています。YouTubeにて朗読会もしています。

物語をゆっくり朗読

Profile


 錬金術の歴史は古く、長い年月の中で多くの技術が失われてきた。


 現代の人々にとっての錬金術とは、僅かな物質の欠片を組み合わせることで、モラを節約できる技術としか認識されていなかった。

 錬金術師がこのような話を聞いたとすれば、「そんな学問ではない!」と叫ぶのは間違いないだろう。


 だが、アルベドがモンドに現れたことで、その認識は一変する。

 彼は誰もが驚く技術をいくつも披露し、錬金術の神髄を世に知らしめた。

 スメール教令院ですら知りえない知識を携え、アルベドは人々を魅了したのだ。


『《宇宙》──それは空の頂点。《地層》──それは時間が忘れ去った夢。これは灰、生命という複雑な構造を最もシンプルにした状態なんだ』

 アルベドはその奇妙な言葉を証明するかのように、草スライムの頭部に生えていた花の灰を取り出し、それを掲げた。

 すると、その灰の中からセシリアの花が咲いた。


『新たな生命の誕生だ』

EpisodeⅠ


 アルベドは騎士団の中で、とても重要な立場に就いている。

 だが、彼が人前に姿を現すことは滅多にない。


 とはいえ、決して人付き合いが苦手という訳ではなく、彼はむしろとても誠実に人と接する方だった。

 しかし、過度な情によって結ばれた関係に期待はしておらず、それを維持するための労力を良しとしていない。


 そのため、アルベドは他人との友好的な関係を維持しつつも、適度な距離を保つようにしている。

 彼が工房を閉めて外出している時や、素材探しに出ている時は、彼の姿をモンドで見つけることはできない。


 とはいえ、人を遠ざけるその行為は、アルベドの心が冷淡であることを示している訳ではない。

 助手であるティマイオスやスクロ―スの指導をしているとき、彼は心の底から楽しんでいるのだ。


 そして、描いたばかりのクロッキーをモンドの人たちに渡すときも、彼は心から喜びを感じている。

 ただし、才能に恵まれたリサが図書館司書の職務に甘んじている姿を見たときだけは、心の底から残念に思うのである。

EpisodeⅡ



『アルベドは師匠の推薦状のおかげで、モンドに身を置くことができたのよ』

 かつて、アルベドの引受人はそう言った。

 とはいえ、それも事実ではあるのだが、モンドはいついかなる時も、あらゆる者を歓迎している。


 そのため、アルベドにとって推薦状は大して意味を成さなかった。

 むしろ、普通に訪れていた方が、モンドでの暮らしはもっと居心地の良いものになっていたかもしれない。


 なぜなら、推薦状の受取人はかの有名な冒険家。

 テイワット観光ガイドの作者、アリスだったからだ。


 彼女はアルベドの師匠、レインドットの旧友なのである。

 アリスは旧友からの推薦状を読み終えたあと、しばしのあいだ考え込んだ。


 『レインが君に実験室を用意してくれだってさ。でもこの規模だと、一般人じゃ手が届かないよね……あ、そうだ!』

 こうして、アルベドはアリスの手によって、西風騎士団に放り込まれたのである。


 とはいえ、彼にとって騎士団の仕事は実に楽なものであった。

 実力の5%ほどの力を出せば、大半の仕事は容易に対処できてしまう。

 さらには、それ以外の労力をすべて実験に費やせるだけでなく、騎士団の実験室や機材を自由に扱うこともできたのだ。


 アルベドはこのような環境も悪くないと考え、騎士団の一員に加わった。

 ところが、アリスには娘がいたのだ。


 その子の名はクレー。

 そう。あの「クレー」である。


『今日から私たちは家族よ。この子のことは実の妹だと思ってあげて!』

 それからのアルベドといえば、日々クレーが起こすトラブルの後始末に追われ、その労力を費やしている。

EpisodeⅢ


 アルベドには実の両親の記憶がない。

 彼は物心ついた頃から、師匠たちと共に秘境深界を探索していたのだ。


 騎士団の団員にアリス、そして星海の気を纏う旅人。

 その誰もがアルベドにとって特別な存在であるが、その中でも師匠は特に特別な存在だった。


 なぜなら、彼にとって彼女こそが唯一の親だったからだ。

 師匠は冷淡かつ厳格な女性であったが、アルベドを育て、錬金術の秘訣を教えてくれたのだ。


『《宇宙》──それは星が輝く漆黒の空の本質。《地層》──それは時間と生命が蓄えた記憶。《白亜》それはあなた。《黒土》それは錬金術の語源であり、命の源でもある。そして──』

 彼女はアルベドにその技術の神髄を見せた。

 巨大な生物が卵の殻を突き破り、砕かれた培養槽の破片が床一面に散らばる。


『これが生命の誕生だ』

EpisodeⅣ


 かつてのアルベドは、煩わしさとは無縁の気楽な生活を送っていた。


 何も考える必要はなく、ただただ師匠の言うとおりに生きてきた。

 師匠と共に行動し、師匠の指示に従い、師匠の期待を裏切りさえしなければそれでよかったのだ。


 ある日、アルベドと師匠は世界の奥底で「ナベリスの心」と呼ばれる聖遺物を見つけた。

 だが、その日を境に師匠は姿を消した。


 アルベドの元に残されたのは、メモと推薦状に一冊の書物。

 そして、メモにはこう書かれていた。

「モンドへ向かえ。アリスにこの推薦状を渡し、最後の課題を成し遂げろ」と。


 書物は師匠が集めていた「大義秘典」の断片。

 また、それとは別に師匠からアルベドへ向けた、少し変わった贈り物もあった。


 それは見習いを卒業したことを証明する《白亜の申し子》という称号。

 アルベドが過去にこなしてきた課題は、いずれも困難なものばかりであった。


「できなければ見捨てる」という師匠の脅しに屈することもなく、課題に取り組んできた。


 だが、今回アルベドが受け取った最後の課題。

 それはあまりにも難解で、彼の許容範囲を遥かに超えていた。


 もしかしたらこれは二度と、師匠に再会できないことを意味しているのではないだろうか?

 アルベドはそう考えずにはいられなかった。


「最後の課題。世界の真相、そして世界の意義を私に示せ」 

EpisodeⅤ


 アルベドの錬金術は、テイワットに存在するどの国の技術とも異なっている。

 彼が師匠から受け継いだ技術は、七国とは別の国「カーンルイア」に由来するものであった。


 カーンルイアは地底奥深くに隠された国であり、そこには動物がほとんどいない。

 そのため、この地の錬金術は「生命の創造」に重きを置いていた。


 命を育む錬金術──「黒土の術」

 幼い頃のアルベドは、師匠のメモからそれを理解した。


 そして「黒土」のさらに上の存在が、「白亜」であることを知った。

 師匠はかつて、これらのことを口にしたことがあった。


 白亜は無垢なる土であり、原初の人々の材料であると。

 現在のアルベドはあの頃よりも錬金術への理解を深めており、知識量においても過去の比ではない。


「黒土が白亜を生む」

 アルベドはこの言葉の意味を完全に理解していた。

 言葉では言い表せない神秘も、すべて師匠との思い出に深く結びついている。

 
 師匠は母ではない。

 だがアルベドの命は紛れもなく、師匠から生み出されたものだったのだ。


『ボクの思い込みじゃなければいいんだけど、親が子に求める「世界の意義」とは、きっと幸せな暮らしのことなのだろう』

 彼は時折そう考えるのだった。

アルベドの絵


 アルベドの絵を描く習慣は、師匠との旅の中で身に付いたものである。


 当初はメモのイラストを描く程度だったが、細部まで絵を描きこむことで、対象の構造や法則を理解しやすくなることに気が付いた。

 彼にとって絵を描くことは、錬金術を学ぶ上でも大いに役立つものだったのだ。


 そして、絵を描いている時は無心になれる。

 対象の観察と筆を動かすこと以外は何も考えなくてよく、それは彼にとって心地よい感覚であった。


 アルベドは独学で絵を学び、いつからか芸術の域に達するまでになっていた。

 モンド城内を散策するとき、彼はいつもスケッチをしている。

 アルベドは人々が幸せそうにしている時間を記録するのが、好きなのである。


 彼はときおり、描いたその絵を、何も事情の知らないモデルへプレゼントすることがある。

 なぜなら、幸福なひと時が閉じ込められたその絵は、本人が大切にするべきだと考えているからだ。


 時間の流れにつれて、アルベドの画力も日に日に増していった。

 だが、そんな彼でも「稲妻の挿絵」を初めて目にしたとき、その身に衝撃が走ったそうだ。

 この世界に、絵だけを使って膨大な世界観を表現できる技術が存在したことに、ただただ驚愕したのだ。


 それは奇妙な感覚であった。

 そして、アルベド自身もそれを試してみたいと考えた。


 その後、行秋という小説家に出会い、彼と共に「沈秋拾剣禄」という本を出版するまでに至った。

 しかし残念なことに、その小説はそこまで反響を呼ばず、「神絵師の絵が載っているだけの本」という評価だけが世に残ったのだった。

神の目


 アルベドは神の目を手に入れたことに対して、特に何も感じていない。

 神の目が彼の前に現れたとき、アルベドはそれを一瞥しただけで元の作業に戻ったのである。


 彼の感情に一切の変化はなく、まるでそれが当然であるかのように平然としていた。

 アルベドにとっての神の目は、研究の効率を上げるための道具に過ぎなかった。


 彼の感情に変化を及ぼすのは「未知」を探究している時のみ。

 いつの日か、アルベドは世界中の神秘と智慧ちえを解き明かすことだろう。

 もちろん、神の目もその中に含まれているのである。

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